WBA世界スーパーフェザー級正規王者ジェイソン・ソーサ(米)の初防衛戦は、11月12日(現地時間)にモナコで、WBC5位、IBF6位にランクされるスティーブン・スミス(英)を相手に行われる。ソーサ陣営のサンプソン・リューコーイッツ、スミスのエディ・ハーン双方が、揃って試合の開催を表明しているが、WBAの出方が注目される。
そもそもWBAは、ソーサと同級スーパー王者ジェスリール・コラレス(パナマ)の対戦を指令。しかし、その後すぐにフロイド・メイウェザーの秘蔵っ子、同級9位ジェルボンテ・デービス(米)との選択防衛戦を特別承認。コラレス戦は後回しとされた。
しかし、10月22日(現地時間)に挑戦者の地元である米・メリーランド州ボルチモアで開催が予定されていたソーサvsデービス戦は、正式契約に至らず消滅。世界挑戦の機会を模索していたスミス陣営のハーンが王者陣営に接近し契約を完了。
そしてこの契約には、ソーサvsスミス戦勝者は前王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ)と対戦する事が盛り込まれているとされている。
サンプソン(上写真)はフォルトゥナをサポートしているが、ソーサが勝つとすぐにソーサの次戦オプションを手に入れている。セルヒオ・マルチネス(亜)を見出して以来、その手をどんどん広げているやり手。
王座統一戦指令後の特別承認試合認定の根拠はハッキリしないが、ともかくそれは消滅。このまま、選択防衛戦、オプション契約による再戦とスケジュールは流れるのか。
さて、WBAはどう出るのか?。