盛り上がる世界スーパーフライ級戦線。各王者の最新の動向を追ってみた。WBO世界同級王者井上尚弥(大橋)選手は、12月30日にIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(比)との王座統一戦を企画している模様。
当初交渉中とされていたWBA世界同級王者ルイス・コンセプシオン(パナマ)は、11月中旬、英国に渡り、19戦全勝13KO勝ちの同級10位カリ・ヤファイ(英)の挑戦を受ける計画が進んでいる。
そして10月に復帰戦を決めた前世界フライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)は、どうやら井上選手への指名挑戦に的を絞り、「出来るだけ早い機会に」と牙を研いでいる。井上vsアンカハス戦が実現しなかったら、こちらもありそう。
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れた前WBC世界同級王者は、ゴンサレスとの再戦を求め積極的に行動。ロマゴンも再戦はOKの見解を示した。
そして1位シーサケット・ソールンビサイ(タイ)との指名防衛戦が義務付けられたロマゴンは、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)の思わぬ負傷で、12月にHBO放映枠でリングに登場する事になりそう。
HBOは12月10日(現地時間)にボクシング興行放映を予定しており、カネロが出場するはずだった。しかし、右親指の骨折により出場は不可能に。ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)は、当初から12月に戦う意思はなく、ロマゴンにお鉢が回って来た。
現在、ロマゴンとWBC世界フライ級2位ファン・エルナンデス(メキシコ)の対戦が浮上し、WBCとシーサケット側の承認待ちか。
フライ級2位のエルナンデスがロマゴンと対戦することにより、WBC世界フライ級の王座決定戦は、同級1位ナワポーン・ソールンビサイ(タイ)と、同級9位五十嵐俊幸(帝拳)選手による争いになりそう。
今後のビジネスシーンに注目!。