20日、兵庫県三田市駒ケ谷運動公園体育館で開催された、WBO世界ミニマム級王座決定戦。同級1位加納 陸 (大成)vs同級2位高山勝成(仲里)の一戦は、高山選手が6回負傷判定勝ちで新王者。スコアは59-56、58-56、59-55の3-0。
好スタートを切ったのは地元の加納選手。サウスポースタイルからの左ストレートでリードしたが、大ベテランの高山選手は、2回から距離を詰めてペースを渡さない。第3ラウンド、偶然のバッティングで高山選手は左目上の古傷から出血。
しかし、高山選手はここからさらにペースアップ。5回には右ストレートを再三好打し、加納選手を追い込んだ。そして迎えた第6ラウンド58秒、高山選手の出血が酷くなり、ドクターの勧告に従いレフェリーは試合はストップ。
33歳の返り咲き王者高山選手は、31勝(12KO)8敗1分。国内最年少王者誕生ならなかった加納選手は、10勝(5KO)2敗1分。