WBOは指令していたライト級王者テリー・フラナガン(英)と、同級1位フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)の指名戦交渉期限延期を発表。これはベルデホが7日(日本時間8日)、オートバイで走行中、追突事故を起こし入院した為の措置。しかし、ケガは幸い重症には至らず、早い復帰が期待されている。
これにより、11月5日(現地時間)、米・ラスベガス開催で準備が進められているマニー・パッキャオ(比)復帰戦のアンダーカードで、フラナガンに挑戦する計画はひとまず見送られる。WBOはベルデホの回復状況を見ながら、時間を置いて改めて指名戦の交渉を指令する方針。
次戦でベルデホとの対戦がなくなったフラナガン陣営は、話を進めていたWBC世界同級王者デシャン・ツラティカニン(モンテネグロ)との、王座統一戦実現を目指す。
そして、フラナガンvsツラティカニン戦の勝者は、9月24日(現地時間)、英・マンチェスターで開催される、WBA世界同級正規王者アンソニー・クロラ(英)と、WBC世界同級休養王者ホルヘ・リナレス(帝拳)戦の勝者とグローブを交えるプランも浮上している。
しかし、復帰したマイキー・ガルシア(米)もフラナガンをターゲットに上げており、ここに割り込んで来る可能性もある。今後に注目。