英国人プロモーター、フランク・ウォーレンと契約する元IBF世界スーパーフライ級王者ゾラニ・テテ(南ア)は、ターゲットをIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンス(英)、WBA世界同級正規王者ジィミー・マクドネル(英)の両英国人に絞り、2階級制覇を目指す意向を明らかにしている。
現在、IBF世界バンタム級のインターナショナル王座を保持するテテは、6月4日(現地時間)、英・リバプールで開催される、WBO世界スーパーウェルター級戦のアンダーカードに出場。保持する王座の初防衛を賭けてビクター・ルイス(メキシコ)と対戦。
昨年9月、米国リングで亀田大毅選手を破っているルイスは、21勝(15KO)5敗のサウスポー。ハスキンスと同じサウスポーのルイス相手に、ここは挑戦をアピールする為の内容が問われることになる。
ハスキンスは次戦で、同級1位の36歳の元王者スチュアート・ホール(英)との指名戦を希望。今秋にも実現することが期待されている。
現在WBOではスーパーフライ級2位にランクされるテテだが、次回ランキングではバンタム級へ移動することが濃圧。IBF王座への挑戦は、ハスキンスvsホール戦後となろうが、それよりも早い時期にWBA王者マクドネルへ挑戦の可能性もある。
マクドネルは、王座に復活したWBA世界スーパーバンタム級スーパー王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)への挑戦を画策しているが、これに時間がかかる場合、条件次第でテテ戦を受け入れても良い意向をエディ・ハーンは、漏らしている。
英国リングで好選手を抱え、大きな勢力を持つ両プロモーターだけに、他の好カードと複合してのビッグファイト開催もありえそう。
さて、同じリングではWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥(大橋)選手への次期指名挑戦者を決める決定戦、3位ポール・バトラー(英)vs4位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)戦が行われる。これも日本のファンは気になる試合です。
週末をお楽しみに!。