WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ。正規王者田口良一(ワタナベ)vs同級7位ファン・ランダエダ(ベネズエラ・カシミ)。4月27日、東京・大田区総合体育館。会場前では世界チャンピオン会が、熊本地震の募金活動を繰り広げた。
復帰を促してくれた恩に報いたいと、故メンドーサ前WBA会長の遺影とともに入場のランダエダ。
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王者の左ボディで挑戦者ダウン。
田口選手はボディ打ちで、このラウンド2度目のダウンを奪う。
カシミジム・樫見会長。
ラウンド終了間際、田口選手の右フックでらダエダはダウン。
ダメージが残るランダエダは、またしてもダウン。
挑戦者はこのラウンド、2度目のダウン。
良く持ちこたえたランダエダだが、12回開始のゴングに応じることが出来ず、試合はストップ。
これで3連続KO防衛となった田口選手は、24勝(11KO)2敗1分。王座統一戦が指令されそうだが、同級1位で暫定王者のランディ・ペタルコリン(比)は、4月15日、約1年ぶりの試合でオマリ・キムウェリ(豪)と、空位のWBCフライ級シルバー王座を争ったが、大接戦の末12回スプリットの判定負け。
試合後、不当判定をWBCに訴えたペタルコリン陣営に、WBCはライトフライ級シルバー王者リカルド・ペレス(メキシコ)への指名挑戦権を与える裁定を下し、陣営はペレスとの対戦を目指す意向。
WBA同級2位には宮崎 亮 (井岡)選手、3位には前王者アルベルト・ローセル(ペルー)が名を連ねている。