30日(日本時間1日)、パナマシティ。WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)選手への指名挑戦権を賭けて、同級1位スリヤン・ソールンビサイ(タイ)と、同級2位アンセルモ・モレノ(パナマ)がグローブを交えた一戦は、モレノが12回判定勝ち。スコアは117-109、116-108、117-110の3-0。
スリヤンが敵地へ乗り込んだ一戦は、3人のジャッジがヘッドフォン(耳栓)を付けて採点に臨んだ。試合はサウスポー、モレノが多彩な右でスリヤンの前進を阻む。2回、不運なダウンを取られたスリヤンは、その後も前進しモレノが足で交わす展開。
後半、スタミナ切れのモレノを攻めたスリヤンだが決定打は打ち込めず、12回終了ゴングを聞いた。王者山中選手への挑戦権と、空位のWBC同級シルバー王座を獲得したモレノは、36勝(12KO)4敗1分。敗れたスリヤンは、46勝(23KO)7敗1分。