WBA世界スーパーライト級スーパー王座決定戦。前スーパー王者エイドリアン・ブローナー(米)vs同級9位アシュレイ・シオフェン(英)。1日(日本時間2日)、米・ワシントンDC、DCアーモリー。ブローナーは体重超過で計量失格、シオフェンが勝った場合のみ新王者。
レンゾ・バグナリオルWBA立会人(ニカラグア)。
この興行の主権者は、親アル・ヘイモン派のフロイド・メイウエザーのメイウエザープロモーション。同プロモーションは、傘下に置くシオフェンの参謀に、メイウエザーの96年アトランタ五輪時代からの盟友、ネイト・ジョーンズを抜擢。
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早くもブローナーが試合の主導権を握り、一方的展開に。
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両目上が腫れ始めたシオフェンは苦しい展開が続く。
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手数が減ったブローナーにブーイングが飛ぶ。しかし、シオフェンも決定打を打ち込むことは出来ず、試合はスローな展開に。
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リングサイドで観戦中のメイウェザー。
シオフェンに右を打ち込んだブローナーが一気に攻勢に出る。
勢いに乗って放たれたブローナーの左アッパーはローブローとなって、シオフェンの下腹部へ命中。
ブローナーの勢いに押され、体が入れかわったところで、ルイス・パボン主審(プエルトリコ)は試合をストップ。
シオフェンの抗議は受け入れられず、勝利をアピールするブローナーにはブーイングが飛んだ。TKOタイム9回1分10秒。
今年1月、オハイオ州で起こした武装強盗容疑で裁かれる身となるブローナー。
再度、ウェルター級に進出することを明言しているが、果たしてどのような展開が待ち構えているのだろうか。今後に注目。