昭和27年(1952年)5月19日、後楽園球場(現東京ドーム)特設リングで日本初のプロボクシングの世界タイトルマッチ。世界フライ級王者ダド・マリノ(米)vs挑戦者白井義男(カーン)の試合が開催されてから今年で60年を迎える。
マリノ選手のマネジャーであったサム・マツオ・イチノセ氏は、苦労の末に獲得したマリノの世界タイトル防衛戦を、両親の故郷日本の白井選手に与えることを決める。それは白井選手のマネジャー、アルビン・カーン博士の「故郷に錦を飾らないか」という言葉に刺激されてのもの。
日本ボクシングコミッション(JBC)の歴史もこの試合から始まりました。
歴史的リングの主役、マリノ選手も、白井選手もすでに鬼籍に入られて久しいが、この歴史的試合にマリノ選手のトレーナーとしてセコンドを務められたスタンレー・イトウ氏は未だ健在である。
5月19日を『ボクシングの日』と定めた日本プロボクシング界は、60周年の節目となる今年、ハワイからスタンレー・イトウ氏を日本へお迎えし、長年に渡る多大な功績に感謝の気持ちを記すことを決めました。
またイトウ氏は、昭和39年の東京オリンピックでは日本チームの特別コーチとして尽力された功績もあり、アマチュアボクシング界の皆様とも太いパイプでつながっております。
来る今年の5月19日(土)、後楽園ホールで開催される『ボクシングの日』のイベントを前に、午後1時よりイトウ氏に感謝の気持ちを伝えるパーティーが後楽園飯店で開催されることになりました。
アマ、プロ問わず、イトウ氏に感謝の気持ちをお伝えすべく勇者が集います。縁がある方々、また、ボクシングを愛する一般ファンの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。参加費用はお一人様1万円です。
2012年『ボクシングの日』。偉大な歴史の生き証人、”伝説のトレーナー”イトウ氏と共にボクシングの歴史を検証されてみてはいかがでしょうか。皆様のご参加をお待ち申し上げます。