IBF世界ミドル級、WBA世界同級スーパー、WBC世界同級暫定王座を保持するゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が4月23日(日本時間24日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで予定する次期防衛戦は、IBF同級3位の指名挑戦者ドミニク・ウェイド(米)が相手。
IBF同級1位トリアーノ・ジョンソン(バハマ)の負傷により、指名挑戦者に繰り上がったウェイドは、アル・ヘイモン傘下の25歳で、これまで18戦全勝(12KO)無敗。最新試合は昨年6月、元IBF同級王者サム・ソリマン(豪)に判定勝ちした試合だが、97-92、95-94、93-96と割れたスコアは、ソリマンに同情的な声も多かった。
早くも試合の予想は、アミール・カーン(英)との対戦を発表したWBC世界同級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との王座統一戦実現へ気合が入る、ゴロフキンの圧勝で固まっており、WBCが指令しているビッグマッチへの期待が高まっている。
しかしミドル級王者でありながら、「自分は155ポンドの選手」と公言するカネロが、155ポンドのキャッチウェイトで、WBC世界ウェルター級1位のカーンを選んだことで、ウェイトを理由にゴロフキン戦を回避するのではとの声も上がっている。
ゴロフキン陣営はキャッチウェイトに同意する意思はなく、王座を認定するWBCも当然ながらミドル級リミットでの試合を承認する方針。まずは両選手の前哨戦となる、戦いぶりに注目。