WBC世界ウェルター級王座決定戦。同級2位ダニー・ガルシア(米国)vs同級6位ロバート・ゲレロ(米国)。23日(日本時間24日)、米・ロサンゼルス、ステープルズ・センター。2階級制覇を目指すガルシアは、派手な井で立ちでリング登場。
左側のチェックのシャツのセコンドは、チーフトレーナーでゲレロの実父ルーベン。下写真、ガルシアの後方(左端)は、同じく実父でチーフトレーナーのアンヘル。レフェリーは、ジャック・ライス(米)。
1R。開始ゴングと同時に、サウスポーのゲレーロが打って出た。
ガルシアの左フック。手数では劣るものの、パンチの威力では上回る。
疲れが見えたゲレーロだが、前進はやめない。旺盛な闘志でガルシアに立ち向かった。
ジャッジ三者のスコアは、揃って116-112。ちなみにフロイド・メイウェザーJr(米)は、114-114の引き分けと口にしている。
ボブ・イエレンWBC立会人(米)。当初は立会人がリングに上がることを拒んだPBCだが、この件に関しては試合終了後に限り妥協。
勝利者インタビューでは、ブーイングも聞かれた新王者。面白みに欠けるファイトスタイルだった。
2階級制覇達成のガルシアは、32戦全勝(18KO)無敗。初防衛戦は6月までにアミール・カーン(英)との指名試合が義務付けられている。2012年7月のスーパーライト級王座を賭けた一戦では、ガルシアがカーンに4回TKO勝ちしており、ガルシアは再戦にも自信満々。
カーンはIBF世界同級王者ケル・ブルック(英)との対戦話もあり、今後の動向に注目。