5日、後楽園ホールのエレベーター内で見知らぬ方から声をかけられた。「土曜日の試合、良かったです。感動しました」。3日、白石豊土(協栄)選手は、無敗のOPBF王者赤穂 亮 (横浜光)選手に果敢に挑んだが、9回負傷TKO負け。
しかし、よく頑張ってくれた。→観戦した中川翔子 さんも白石の名前を覚えた!?
この日は高橋謙太(協栄)選手が6回戦に出場する。
「今日は大丈夫ですか謙太さん」('-^*)/
「はい、白石さんのように戦います」
「じゃあ問題ないな。しっかりやれよ」
後輩謙太のために白石選手もホールに駆けつけた。
激闘が嘘のように顔は至ってきれい。大流血した前頭部の傷は縫合したが、その他にダメージは見当たらない。「傷がなァ」。まァ、でも仕方ない。
横田佳久(厚木平野)選手との6回戦に挑んだ謙太選手。先輩の勇気を見習って、勇猛果敢に戦ってくれるはずだ。が、しかし・・・。
「おい、どうなちゃったの。言ってることとやってることが全然違うじゃないかよ。白石さん、あそこにいるよ(セコンド手伝い)」
勇気のかけらもない試合ぶり。自分の世界にはまっている。
「お前さァ、相手の方が一生懸命じゃないかよ。もうちょっとなんとかしろよ」
試合はラスト何とか頑張って引分け。しかし、負けなくて良かった試合以外の何ものでもない。
「また、明日からお願いします」
「明日から練習来るんなら、試合で全部出せよ!バッカじゃないのお前。アッ、バカだったか」(^_^;)
「土曜日、白石さんの試合見たんだろ。それで頑張ろうと思ったんだろ。まだ2日しかたっていないのに、これじゃあ向いてないよ。広島帰ったほうがいいよ」
坂田健史選手に憧れ、広島の中内ジムから移籍してきた謙太選手。前の試合で左カウンターがビシバシ当たりKO勝ちしたもんだから、そんな夢ばかりを追いかけていたようである。
「お前の夢はちんけなもんだなァ」
そして試合翌日。お坊さんになった謙太選手がジムに表れた。ヽ(;´ω`)ノ
「全然、反省しとらんじゃないか。バカもの」(`×´)
「一生懸命練習だけしとけばいいってモンじゃないからな。試合で何にも出せないなら、やめた方がいいよ。向こうはデビュー4連敗して、そっから這い上がって来たんだぞ。立派だよ」
「実際、試合はどうだったんですか」(↑中村雅敏選手)
「中村だよ!」
「コックリ!」(白石選手)
「何で僕なんですか」(^▽^;)
「相手の前に突っ立って、何にもしないんだもん。お前と一緒だろ。昔は良かったなァ、中村」(^o^;)
「ボクシングっていうのはねェ、勇気なんだよね、勇気」
「練習で泣いて、試合で笑え」
「強くなる人はいいこと言ってるねェ」
「だけど謙太、お前全然反対じゃん。練習で笑って(うなって)、試合で泣いて」(^_^;)
ご声援頂いた皆様、ありがとうございました。また、出直します。
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