18日(日本時間19日)、米・テキサス州エルパソで開催される「Showtime」放映のメインカード。フリオ・セサール・チャべスJr(メキシコ)vsマルコス・レイジェス(メキシコ)戦の、前日計量でチャべスJrがオーバー・ウェイト。
ライトヘビー級10回戦は当初169ポンドで契約されていたが、試合数日前、チャべスJr陣営からの申し入れでリミットが170ポンドに変更されていた。計量はレイジェスが168.4ポンドでパス。しかし、チャべスJrは170.8ポンド。心配された通りウェイトが作れなかった。
試合はノンタイトル戦ながら興行のメインになっており、レイジェス陣営の選択肢は罰金を受け取り試合に挑む以外になく、試合は予定通り行われる。
アル・ヘイモンと契約したチャべスJrは今年4月、13ヶ月ぶりにリングに上がったものの、WBC世界Lヘビー級4位アンドゼイ・フォンファラ(ポーランド)の前に後退を続け、ダウンを奪われたあげく、9回終了時に棄権するという完敗を喫してからの再起戦。
今回はフォンフォラ戦でコンビを組んだジョー・グーセンから、売れっ子のロベルト・ガルシアにトレーナーを変更。しばらく耳を貸さなかった偉大な親父の意見にも耳を傾け、真面目にトレーニングしていると強調されていたが、とんだ失態を犯してしまった。
フォンフォラ戦では250万ドル(約3億1千万円)のファイトマネーを獲得。今度もそれなりの報酬が約束されているのをいいことに、全てはお金で解決というわがままを通すことになったチャべスJrには、非難の声が多数上がっている。
ここを落とすと後がないジュニア。たとえ勝っても、信頼を取り戻すのは大変そうだ。