WBO「王座剥奪」亀田和毅vsマクドネル「警告」

WBO世界選手権委員会はバンタム級王座保持者亀田和毅選手に対し、5月9日（日本時間10日）、米・テキサス州イダルゴのステートファーム・アリーナで予定される、WBA世界同級「正規」王者ジェイミー・マクドネル（英）と対戦した場合、王座を剥奪する意思があることを正式に通知。

PROPOSED UNIFICATION CHAMPIONSHIP TOMOKI KAMEDA VS. JAMIE MCDONNELL

最大の理由は、やはりWBAの「正規」王者であるマクドネルが、WBOが認める他団体との王座統一戦基準を満たしていないということで、同じクラスにスーパー王者、暫定王者を認めているWBAのチャンピオン制度の中で、WBOが正当な王者として認めるのは、スーパー王者ファン・カルロス・パヤノ（ドミニカ）だけであるということになる。

また、マクドネルがWBOのトップ15に入っていないことも言及されている。

一昔前、WBAとWBCしかなかった頃、WBA、WBCの王者はそれぞれにランキングされていた。基本的にライバル団体の王者は1位にランクされたが、例外は多数ありました。

1973年12月、ホノルル本部が発表したWBAランキング。Sフェザー級のWBC王者リカルド・アルレドンド（メキシコ）は、5度の防衛に成功していたが、11月、上原康恒（協栄）選手にノンタイトル戦で敗れ、WBAランクは最下位の10位。

1位はビクトル・エチェガライ（亜）で、前王者柴田国明（ヨネクラ）選手への挑戦試合で際どい判定を落とし、再起したばかりだが、王者ベン・ビラフロア（比）とは引き分けていた。しかし、WBCではノーランク。

同じく12月発表のWBCランキング。ライト級王者はロドルフォ・ゴンサレス（メキシコ）で、3度の防衛に成功していたWBA王者ロベルト・デュラン（パナマ）は3位。1位は前WBA王者ケン・ブキャナン（英）2位にはノンタイトル戦でデュランに勝った、エスデバン・デ・ヘスス（プエルトリコ）。

4団体がしのぎをけずる現代。昔のようにしたら、わかりやすいということもありますね。

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