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トマス・ロハスvsWBC 『八百長疑惑』

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WBCは今年1月31日、前WBC世界Sフライ級王者トマス・ロハス(メキシコ)を無期限でサスペンド。ランキングからも外した。これは07年9月にラスベガスで行われたホルへ・アルセ(メキシコ)とのWBCラテン・バンタム級タイトル戦で、ロハスが八百長を告白したことによる。


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トマス・ロハス。(WBCニュースより)


しかし、本日付けのWBCニュースでホセ・スライマン会長は、「全ての疑惑はなくなった」とし、理事会の承認を経てロハスのサスペンド処分が解除されたことを報告している。


「8千ドルと引き換えに、故意にKO負けした」


クリスチャン・ミハレス(メキシコ)の持つWBC世界Sフライ級王座挑戦に敗れたばかりのアルセの再起戦相手に選ばれたロハスは、6ラウンドにアルセのボディショットで、キャリア初となるTKO負けを喫した。


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アルセvsロハス。


写真を見る限りは、ロハスが小さなアルセをコントロールしているように見える。


「いい試合してたんですけどねェ」


「ちょっとボディにいいの喰らっちゃって」


ロハスにとってこれは11度目の黒星だったが、以後は09年7月のWBC世界Sフライ級暫定王座獲得まで負け知らず。その後、ビック・ダルチニヤン(豪)との王座統一戦では、上手い立ち上がりを見せたが、”レイジングブル”の強烈な一発を喰らいキャンバスへ沈んだ。


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2010年9月、河野公平(ワタナベ)選手との王座決定戦で王座返り咲きを果たし、2度の防衛に成功。昨年8月、タイでスリヤン・ソールンビサイ(タイ)に敗れ無冠となるも、11月の再起戦は2回TKOの快勝。世界ランクも3位をキープし、再びタイトル戦のチャンスを待つ立場にあったロハスの突然の八百長告白。


しかも、ラジオ放送でロハス本人の「やった」という肉声が公開されたという。


一体なんだったんでしょうかねェ。


ロハスは3日(日本時間4日)ティファナのリングで、あのフリオ・サラテ(メキシコ)と対戦予定。日本で戸高秀樹(緑)選手と戦ったサラテは37歳になった。現在はSバンタム級。28勝(17KO)5敗2分。これが17ヶ月ぶりのリングとなるが、これはなかなか味のある組み合わせ。


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ラファエル・マルケスとベルトラン(右)。


ロハスが狙う新たなWBC王座は、バンタム級、それともSバンタム級。実力派プロモーター、フェルナンド・ベルトランがついているだけにチャンスはやって来そうな予感。


ロハス、31歳。37勝(25KO)13敗1分。


つまらぬ騒ぎはおこさずに、頑張ってほしいと願うばかりです。


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