WBC初の女子総会が開催されたメキシコ・プラヤ・デル・カルメンで、総会ファイトが行われた(27日・現地時間)。メインはWBCライト級シルバータイトルマッチ12回戦。王者ハビエル・プリエトvs挑戦者イバン・カノのメキシカン同士の対戦。
両者は5月に引き分けて以来の再戦となる。
プロモーターは”カンクンのボス”、ぺぺ・ゴメス氏(中央)。
女子総会に参加した小関 桃 (青木)、黒木優子(YuKOフィットネス)選手を含む主力女子ボクサーたちが、観客にあいさつ。
メイン開始。
WBCライト級4位にランクされるプリエトが、肩の入った左で攻める。
一方、WBC11位にランクされるカノも負けじと応戦。試合は初回から激しい主導権争いが繰り広げられた。
序盤劣勢に立ったカノだが、中盤戦は右を有効に使いポイントをピックアップ。
このままでは新王者誕生かと思われたが、ラスト2回、プリエトは必死の反撃でポイント挽回。
試合終了ゴングとともに、両選手が手をあげ勝利をアピール。難しい採点は114-114、114-114、116-112(カノ)で、引き分け。王者はポイントリードを意識したカノの消極策にも助けられた。
連続引き分けで2度目の王座防衛に成功したプエルトは24勝(18KO)7敗2分。惜しくも王座を逃したカノは22勝(15KO)6敗2分。