5日、壮絶な戦いの末にWBC世界フライ級タイトルを明け渡した八重樫 東 (大橋)選手は、一夜明け再起を宣言。1階級下げたLフライ級で3階級制覇を目指す。また、見事に王座を獲得したローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は、井上尚弥(大橋)選手を挑戦者候補として指名した。
「まさに死闘、激闘だった。ボクシングの良さは十分に伝わったと思う」(大橋秀行会長)
観戦者の一人、日本人選手として唯一米ボクシングの殿堂入りを果たしている元2階級制覇王者ファイティング原田(笹崎)氏は、「私が見た試合の中では、『史上最高』といっていいかもしれない」と最大級の賛辞を贈った。
「僕は何回も負けているから、また頑張りますよ」(八重樫選手)
見る者の心打つ、素晴らしいファイトを見せてくれた八重樫選手の再起に期待!。
同日、WBC世界Lフライ級王座の初防衛に成功した井上選手は、試合後王座返上を宣言。今後は階級を上げて戦う。「適性はSフライかもしれない。だけど近い将来、井上vsゴンサレスも面白いでしょう」と大橋会長。だが、まずはフライ級でキャリアを積むことになる。
新王者ゴンサレスは、「全てはTEIKENプロモーションに一任している」とし、井上戦はいつでもOK。そして、「勝つのは私だがね」と付け加え、不敵な笑いを浮かべた。
先輩の敵討ちは井上選手に。また楽しみなカードが増えました!。