WBO世界ミドル級王者ピーター・クイリン(米)が王座を返上。11月1日に予定されていた指名挑戦者マット・コロボフ(ロシア)戦では、これまでのキャリア最高の1,428,630ドル(約1億5千万円)の報酬が約束されていたが、クイリンはコロボフ戦の契約書にサインしなかった。
クイリンvsコロボフ戦は、ラッパーであり音楽プロデューサーでもある、ジェイ・Zが共同代表を務める新興のロックネイション・スポーツが興行権を落札。ボクシング界への本格的参入初戦となるはずだった。
空位となるWBO王座はコロボフと、2位ビリー·ジョー·サンダース(英)の間で争われることになりそう。
元WBC世界ライト級王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)が、パッキャオvsアルジェリ戦のアンダーカード(11月22日・マカオ)で、WBA世界Sライト級王者ジョシー・バルガス(米)に挑戦。
トップランク所属のバルガスは25戦全勝(9KO)無敗。勝てば2階級制覇のデマルコは、31勝(23KO)3敗1分。