IBF世界ミニマム級王者高山勝成(仲里)選手と、WBO世界同級王者フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)の一戦は、終盤戦になっても激しいパンチの応酬が止まらない。両選手、死力を振り絞っての戦いは、いよいよ最終ラウンドを迎えた。
高山vsロドリゲス 第3Rダウン! 世界ミニマム級王座統一戦
高山vsロドリゲス 『激闘!』 世界ミニマム級戦
試合途中。高山陣営のセコンドに加わっていた山口賢一(フリー)選手が、TVクルーと交錯。その際、来ていた祭りのハッピのせいか、不審者が妨害したとみなされ、強制退場させられるハプニングがあった。
時折サウスポーにスイッチして戦うロドリゲス。
最終回も強いパンチを打ち込んで来た。
打たれたら打ち返す。
最後まで両選手は激しい闘志のぶつかり合いを見せた。
スコアは115-112、119-108、116-111の3-0。
パワーで上回った地元のロドリゲスが、印象的なパンチで上回りポイントを手繰り寄せた。119は高山選手に気の毒。
偉大な敗者は、「ロドリゲスは地元のサポーターの声援を背に、普段の倍以上の力と勢いがあったような気がした。自分としては序盤のジャブでそれを止めるいいスタートを切ったと思ったが、途中で軽率に相手の距離に入ってしいパンチをもらい、攻撃を止められてしまった」
「その後、ジャブの他、ボディブロー、右ストレートもいいのをヒットしたし、手応えを感じた時もあったが、ロドリゲスの気迫とタフさにその後の攻撃につなげられなかった」
(今後に関し、休養後の再起をほのめかし) 「IBF王座を狙ってから獲るまでに5年かかっているので、厳しく長い道は覚悟している」
捲土重来に期待したい!。