WBO世界Sバンタム級、WBA世界同級スーパー王者に君臨するギジェルモ・リゴンドー(キューバ)は19日、マカオのベネチアンリゾート・コタイアリーナで開催される、”チャンピオンズ・オブ・ゴールド”に出場。だが、この興行唯一の世界戦をHBOは放映しない。
前日計量は121.5ポンドでクリアのリゴンドー。「自分のボクシングをする」と言い切った王者は、他団体王者との統一戦を希望した。
挑戦者ソッド・ゴーキャットジム(タイ)は、リミットの122ポンドでパス。トレーナーを務める篠やん(篠田誠司氏)は、「2度目のマカオでまた金メダル連覇ボクサーと戦えるなんて、ホンマ嬉しいですわ」。
このタイトルマッチの米国内での放映は、スペイン語放送局の”ウニマス”(昨年1月、テレフトウーラから改名)。HBOよりかなり放映権料が落ちる。
HBO放映の試合とはリングアナウンサーも違い、リゴンドー世界戦はルーペ・コントレラス(下写真)が務める。
HBOはお馴染み、マイケル・バッファー。
そしてHBO放映のメインはゾウ・シミン(中国)出場の、WBOインターナショナルフライ級王座決定戦。ゾウは111.5ポンドでパス。
対戦相手のルイス・デラ・ロサ(コロンビア)は110.5ポンド。過去3度の世界挑戦経験がある。
今秋には世界挑戦が予定されるゾウ。ここは、内容が問われる一戦となる。
もう一つのHBO放映試合は、ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)vsジュニア・タリピュー(豪)の一戦。サンチェスの持つ北米Sミドル級王座防衛戦と、空位のWBO同級のインターナショナル王座の決定戦。
28戦無敗(22KO)のラミレスは、167.5ポンド。
タリピュー、167ポンド。
元王者”ハワイアン・パンチ”・ブライアン・ビロリア(米)は、112.5ポンド。
対戦相手のホセ・アルフレド・スニガ(メキシコ)も、同じく112.5ポンドでパス。
地元の人気選手、レックス・ツォー(香港・中国)は117.5ポンド。
対戦相手のジョン・バジャワ(インドネシア)、同じく117.5ポンド。
プロ4戦目となるロンドン五輪Lヘビー級金メダリスト、イゴール・メコンツェフ(ロシア)は177ポンド。
対戦相手のマイク・ミラフェンテ(比)は169.4ポンド。
HBO、リゴンドーに全く興味なしで、これがトップランク最終戦?。
山田純夫氏のレポートをお楽しみに。