9月13日(日本時間14日)に予定される、フロイド・メイウェザーJr(米)vsマルコス・レネ・マイダナ(亜)再戦のアンダーカードに、エイドリアン・ブローナー(米)vsルーカス・マティセ(亜)の好カードが用意される可能性がある。
ゴールデン・ボーイ・プロモーション所属ながら、アル・ヘイモンと契約を結ぶ両選手が、メイウェザー戦興行に出場することは何ら問題ない。
そして、このカードが前座に組み込まれれば、前回思うような数字が上がらなかったメイウェザーvsマイダナ戦のPPV売上にも、大きく貢献するだろうと予想されている。
ウェルター級でのサイズの違いを思い知らされたブローナーは、Sライト級で4階級制覇を目指す。5月、メイウェザーと同じリングでカルロス・モリナ(米)を相手にしたブローナーは、大差の判定で圧勝したが決定的場面は一度も作れず、ウェルター級に上がる前に6連続KOしていた勢いは感じられなかった。
一方のマティセは、WBC世界同級の暫定王座を獲得したこともあるハードヒッター。しかし、4月のジョン・モリナ(米)との一戦は、2回、5回とモリナの強打の前にダウンを喫する大苦戦。6回から巻き返したマティセは、8回、10回とモリナからダウンを奪い返し、11回22秒、なんとか逆転のKO勝利に結びつけた。
ブローナーは前戦でも125万ドル(約1億2700万円)の報酬を得たが、ダニー・ガルシア(米)戦で80万ドル(約8100万円)得たマティセの報酬は、20万ドル(約2千万円)まで下落。対戦相手のモリナと同額だった。
再起戦に勝利した同士による、Sライト級主役へ躍り出るためのサバイバル戦。マイダナ同様、ブローナーを喰って、マティセがスター戦線へ躍り出ることが出来るのか。決定が待たれます。