7月19日、トップランクがザ・ベネチアン・マカオ・コタイ・アリーナで開催する、”Champions of Gold”。主役は世界王座挑戦の前哨戦となる、中国期待の”黄金の拳”ゾウ・シミンで、他にセットされた世界王座戦に出場するのは、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)。
前座にはマカオで世界戦経験もあるブライアン・ビロリア(米)、地元期待のレックス・ツォー(香港・中国)、ロンドン五輪Lヘビー級金メダリストのエゴー・メコンチェフ(ロシア)らが出場するが、チケットは「売れすぎて」という域には達していない模様。
WBO世界Sバンタム級並びに、WBA世界同級のスーパー王座を保持するリゴンドーは、これが契約するトップランクとの最後の仕事となることが濃圧。これはボブ・アラムが契約するHBOが、リゴンドーの試合を放映することに全く興味がないため。
リゴンドーの前戦、昨年12月のジョセフ・アグベコ(ガーナ)戦の視聴率は、HBOが17年間に渡り放映する『ボクシング・アフターダーク』のメインカードとしては、過去最低となる55万人(平均51.8万人)に終わっている。
現在、HBOのゲスト解説を務めることもあるアンドレ・ウォード(米)も、連勝を続けていながらつまらない試合ぶりで、HBOから見放されようとしたこともあった。リゴンドーの見直しはあるか。
ソッド・ゴーキャットジム(タイ)との試合は、一般受けする内容が求められる。
トップランクとの契約が切れれば、リゴンドーは自由に契約出来る。その筆頭はゴールデン・ボーイ・プロモーーションということになり、オスカー・デラホーヤはアラムに接近中。GBPに抱かせて、うまい商売しそうな予感もしますね。