見後なKOで世界王座返り咲きを果たした、WBA世界Sフライ級王者河野公平（ワタナベ）選手への次期指名挑戦権を争い、3位デビット・サンチェス（メキシコ）vs12位ブレイロール・テラン（ベネズエラ）の間で、新たに暫定王座決定戦が行われる。
試合は５月２４日（現地時間）、メキシコ・チアパスで予定され、プロモーターはサンチェス擁するザンファー・プロモーション。
これまで24勝（19KO)2敗2分の戦歴を残す”トルネード”・サンチェスは、昨年までWBC同級の暫定シルバー王座を保持していたが、今年に入ってWBA同級のインターナショナル王座を獲得。WBA王座に狙いを変えている。
上位ランカーを差し置いて、暫定王座決定戦出場のチャンスを掴んだテランは、13勝（6KO）9敗1分。2012年10月、9勝9敗1分の”噛ませ”？として、後楽園ホールのリングに登場したテランは、中川雄太（角海老宝石）選手に６回判定勝ち。
デビューから2勝6敗1分の記録を残し、一度リングから去ったテランは2009年7月、3年ぶりにカムバック。しかし、その時の相手はクリスチャン・ミハレス（メキシコ）に敗れたばかりのアレクサンデル・ムニョス（ベネズエラ）。
前世界王者に10回判定負けで、2勝7敗1分となってしまったテランだが、その後も主に海外遠征主体のリング活動を続け、昨年11月、元WBA世界Lフライ級暫定王者セサール・カンチラ（コロンビア）に勝ち、Sフライ級のWBA Fedelatin 王座を獲得。
そして今回、プロモーター、フェルナンド・ベルトランの目にとまり、暫定王座決定戦出場とあいなった。元”噛ませ”は、果たしてこのチャンスを掴むことができるのか。なんだか、応援したくなりますね。f^_^;
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