4月、ラスベガスでマニー・パッキャオ(比)とのリマッチが決まった、WBO世界ウェルター級王者ティモシー・ブラッドリー(米)が移籍(日本風に言えば)。ノニト・ドネア(比)らを擁するキャメロン・ダンキン氏の下を離れ、新たにガビー・ペニャガリカノ(プエルトリコ)氏をマネジャーに迎え入れた。
ペニャガリカノ氏は、ミゲール・コット・プロモーションの弁護士であり、ビジネスマネージャーを兼ねる人物。
プエルトリコ・コミッショナーを父に持ち、4年前までWBCの契約・法規担当で、2006年3月の長谷川vsウイラポン再戦では立会人として来日。コット・プロの仕事を始めたのを契機にWBCからは離れた。
コット・プロが世話をするハニエル・リベラ(プエルトリコ)の、WBC世界Lフライ級王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)への挑戦試合では、コーナー下から、王者の攻勢の前に後退するばかりの挑戦者を、冷静な目で追っていた。
エルナンデスVSリベラ WBC世界Lフライ級戦
37歳、10年間勝ち星なしの13連敗中の相手に負けた選手を、世界王座に挑戦させた、コット・プロの力はたいしたものであるが、ペニャガリカノ氏の目は、「やっぱりな~」という感じですね。f^_^;
PPVが売れない(ボブ・アラム)とはいえ、ブラッドリーはパッキャオとの初戦で500万ドル(約5億1千万円)のファイトマネーを得た。チャンピオンに立場を変えた今度は、さらに上積みされるだろう。
そんな選手を傘下に置くマネジャーの取り分は、当然ビッグなものになる。
日本のジム制度では、ちょっと考えられないマネジャー交代ですが、個人契約の米国ではよくある話。
コット・プロを背景に戦うことになった、ブラッドリー親子の思惑はいかに・・・?。
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