WBA世界ミドル級タイトルマッチ。1日、(日本時間2日)、モナコ・モンテカルロのサル・デ・エトワール。王者ゲンナジー・”GGG”・ゴロフキン(カザフスタン)は、10度目の王座防衛戦。現在、15連続KOを続ける王者の強打に期待が集まった。
米国へのTV放映はなかったが、リングアナはマイケル・バッファーが務めた。
挑戦者は同級12位のオサマヌ・”マシンガン”・アダマ(ガーナ)。22勝(16KO)3敗。これまでKOを喰らったことはない。
試合開始。前進するゴロブキンが圧力をかける。アダマは足を使いながら左を突く、セオリー通りのボクシング。
しかし、王者は挑戦者の左を意に返さず、積極的に攻め込んで行く。
そしてラウンド終了寸前。
早くもゴロブキンが相打ち気味の左で、アダマからダウンを奪う。
2回以降、気をよくした王者は強引に攻め込む。しかし、挑戦者は左を中心に応戦。何とかダメージングブローをもらわぬよう、必死のディフェンスで持ちこたえる。
すっかり余裕が伺えるチャンピオン。
強引に前に出る王者と、動きながらカウンター狙いの挑戦者。
ゴロフキンはガードの上もお構いなしに叩き、強烈なボディブローを見舞った。
時折応戦するアダマだが、パンチ力の差は歴然。
だんだんと、追い詰められていく。
第6ラウンド。王者の左アッパーで挑戦者は、この試合2度目のダウン。
立ち上がった挑戦者はダメージありありだったが、ここは終了ゴングに逃げ込んだ。
第7ラウンド。ダメージの抜けきらないアダマは、開始早々、ゴロフキンの左ジャブでダウン。
ルイス・パボン主審から、この試合3度目のカウントを数えられた。
ここぞとばかりに追撃のチャンピオン。粘る挑戦者も必死に応戦したが、ゴロフキンの左フックでグラついたところで、パボン主審は試合をストップ。
TKOタイム7回1分20秒。
期待通りのKO防衛を見せてくれたゴロフキンに、故国の国旗をかざす応援団も大満足。
途中までのスコアも、一方的なものだった。
WBA王座10度目、IBO王座7度目の防衛を果たしたゴロフキンは、29戦全勝(26KO)無敗。連続KO記録を16にのばした。
世界ミドル級戦線で、圧倒的強さを誇る”GGG”・ゴロフキン。今後はビッグネームとの対戦が期待される。果たして、その実現はいつに・・・?。
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